突然ですが、あなたは日々きちんと休めていますか?
人より強い刺激を日々受け取り続けているHSPの人は、疲れやすいといえるのではないでしょうか。
そんなあなたのためにも【休息とは何か】ときちんとした【休息のとり方】をお伝えしたいと思います。
この記事を読むメリット
1,効果のある休息の取り方がわかる
2、休み方のコツがをつかめる
3,休息をとることで生産性が上げられる
そもそも休息とは何か?
改めて考えてみると、「休息ってなんだろう?」、と思いませんか?
日本では休み方なんてわざわざ教えてくれませんよね。
なので休息とは何か?ということから理解していきましょう。
休息とはただ身体を休めることだけではない
あなたは休息と聞いて身体を休めることを思い浮かべたのではないでしょうか。
それも間違いではないかもしれませんが、ここでいう「休息」はただ身体を休めることだけを指すのではありません。
また、仕事をしない時間を表す言葉でもありません。
休息とは、燃え尽き症候群や過労を防ぐためのもの。利益があるからするのではなく、ただやりたいことをやるための時間。何かのための準備時間。
それらすべてが休息といえます。
休息そのものが仕事に全力で取り組むための準備時間、準備のための行動といえるのかも知れません。
活動的な行為も休息になる
休息はただ身体を休めるためだけの行為ではありません。
では、具体的にどのような行為が休息といえるのでしょうか。
例えば散歩に出かける行為、スポーツをすること、絵をかくこと。
料理をすること、楽器を演奏すること、掃除や片付け。
これらも立派な休息です。
仕事(労働)以外に集中する行為を休息ととらえるなら、あなたはただテレビを見つめてぼーっとしていなくても休息をとっているといえるのです。
意図的に休息をとることのメリット
ではここで、意図的に休息をとることのメリットをみていきましょう。
1,意図的に休息をとることで、仕事(労働)の生産性(パフォーマンス)が上がる。
生産性が上がる、なんていうと、人によっては「私は別に生産性なんて興味がない」という人もいるかもしれません。
しかし特に興味がなくても、意図的に効果のある休息をとることで、休んだはずなのに「何となく疲れている」「休んだ気がしない」という状況から抜け出すことができます、と言ったらどうでしょう?
急に他人ごとではなくなりますよね。
生産性があがるということは、仕事に100%の力で取り組める、ということ。
そのぶん早く仕事を終えたり、仕事の質を上げることができます。
2,心身ともに健康になる
休息によって得られるものは心身の健康もあります。
先程あげた掃除や片付けは、あなたの周りから余計な情報を取り除きます。
あなたの周りが散らかっていることであなたが受けているストレスは、自覚している以上に大きく、周りを片付けるだけでそのストレスは軽減します。
何かを始める時に片付けたくなるのは非常に理にかなっているわけです。
散歩やスポーツなら、身体を動かすことで血流がよくなり、脳の働きもよくなることは広く知られています。
少なくとも運動が身体にいいことを一度も聞いたことがないという人はいないでしょう。
ストレス発散にもなりますし、肥満を防ぐことにもつながります。
絵を描くことや、料理をすることなら、普段の労働とは別のことに集中し、悩みや不安から切り離された時間を持つことができます。
3,創造性を発揮できる
クリエイティブ系の仕事をしている人でもそうでなくても、休息をとることで新しいアイディアが浮かんだり、行き詰っていたことが簡単に解決した、なんてことを経験した人もいると思います。
文章を書く人なら、行き詰って一度作業から離脱します。その後しばらく他のことに時間を割き、(休息)、また元の作業に戻ったら先程より筆が進んだ、ということが起こるのです。
何かに悩んでいる人なら、休息を挟むことで良い解決方法がふとした瞬間に浮かぶかもしれません。
楽器の演奏の習得に力を入れている人なら、今日できなかったことが翌日になったら難なくできていた、なんてこともあります。
効果的な休息の取り方
これまで、休息とは何か、どんな行動を休息というのかについて触れてきました。
なので、ここからは効果的な休息の取り方について触れていきます。
仕事と休息を分けて考えない
仕事と休息を完全に切り離して考える人が多いと思いますが、実はそれは間違いです。
「休むのも仕事のうち」なんて言葉があるように、仕事のために休息があり、仕事と休息は地続きのものです。
クリエイティブ系の仕事をしている人なら、休息時間にアイディアが温められ、いい仕事につながります。
あなたがクリエイティブ系の仕事をしていなくても、仕事の悩みを解決してくれるいい方法が浮かぶかもしれません。
人はリラックスしているときには、通常とは異なる脳の部分が活発になり、あなたを問題解決へと導いてくれます。
ですから、仕事と休息を完全に別々のものとはとらえず、仕事に集中するのと同じくらい、集中して休息をとるようにしてください。
1日のうち、最初から休息時間を設ける
予定を決める時、仕事の時間や何かに集中する時間は決めても、あるいは決まっていても、休息の時間は決めていないことが多いのではないでしょうか。
もちろん会社で休憩時間が決まっていれば、それに従うしかありません。
しかし決まっていない場合でも、意図的に休息の時間を設定してあらかじめ確保しておくことで、仕事の成果をあげることができます。
仕事以外でも、何か集中して取り組んでいることがあるなら、意図的に集中する時間と休息時間を決めておくことで期待以上のものができるかもしれません。
世の中でトップクラスの業績を出す人の多くは仕事に集中する時間と集中して休む時間をしっかりと確保しています。
あなたも休息の時間を予定に組み込んで彼らのように上手に休んでみませんか?
休息時間におすすめの行動
それでは、ここからは休息時間におすすめの行動をあげていきます。
デジタルデバイスから離れる
寝る前にデジタルデバイス(おもにスマートホンになると思いますが)に触れると睡眠の質が下がることは広く知られていると思います。
睡眠ももちろん休息の一環なので、昼寝などをする場合は、意識してみてください。
また、デジタルデバイスから離れるメリットはスマホのブルーライトによる覚醒を避けるだけではありません。
パソコンやスマホが便利である一方、常に社会とつながっている常態にさらされるものでもあります。(電話やSNSの通知・投稿など)
それでは自分だけの時間を持つことができません。内省のための時間を持つことも、一つのことに集中する時間を持つことも難しくなります。
一度デジタルデバイスから離れて過ごしてみると、自分がいかに影響を受けて気が散らされているか、よくわかるのではないでしょうか。
運動(散歩など)を取り入れる
運動をすることによって脳の血流がよくなり、脳が活性化することは先程も述べたと思いますが、
なにも全力で走らなければ効果がない、激しい筋トレでなくては意味がないなんてことはありません。
そもそも普段運動をしない人にとってそれはあまりにも現実的ではないでしょう。
なので運動といっても、軽い散歩やストレッチなどで全く問題ありません。
中でも散歩は有名な著名人、偉人の趣味や習慣であることが多いです。
散歩をすることで新しいアイディアが生まれますし、考えをまとめるにも役立ちます。
また、頭の中を切り替え、空っぽにする(気分転換)のにも役立ちます。
一度季節のいいときに散歩してみるのもいいですね。
まとめ
休息とは、ただ身体を休めるだけのことではありません。
スポーツや散歩、絵を描くこと、料理や掃除といった行動も休息には含まれ、いわば心の充電のようなものです。
仕事から独立した存在ではなく、全力で取り組みたいことに100%の力を注ぐための準備期間(温め期間)といえます。
意図的に休息時間をとることで、疲れやすいHSPの人でも、仕事や趣味にめいっぱいとりくめるのではないでしょうか。
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