内向型かつHSPでダメ人間の私が就職から逃げてほぼニートのような生活を送り、その後パート社員になったときの話

仕事

こんにちは、かるかんです。

この記事では、私が過去に就職することから逃げてタイトル通りほぼニート生活(半分引きこもり)、その後パート社員として働くようになった時のことを書きます。

この記事を読むことで、就職から逃げた結果、もう人生終了なんじゃないか、と思い詰めている人にとって少しでも参考になることを願います。

就職活動を始める時期になったけど・・・。

ここでまず私の大学生活について触れなければなりません。

私は記憶に残るころから初対面やあまり親しくない人と話すのが苦手でしたし、家族以外の人とはやはりどこか終始気を使ってしまい、後で疲れてしまうようなことが多くありました  (それでも幼いころは基本的に家族の影に隠れていればよかったのであまり気にしませんでしたが)。

それが年を重ねるにつれて当然家族と一緒に行動する機会も減っていき、同じように対処するわけにはいかなくなります。

基本的に他人から話しかけられれば会話はできますが、自分から話しかけるのが苦手だったので、当然あまり交流関係は広くありません。

その結果、大学では基本的には隅の方にいて、単位の取得などには必死に取り組みましたが、他の人が普通にやっているようなアルバイトをする勇気がありませんでした。

サークルには所属していましたが、数少ない話すことができるサークル仲間と活動時間が終了するまで隅の方で作業をしたり、座っていることが多かったように思います。

新しいことに挑戦するのも好きではなかったので、当然就職活動を始める時は困りました。

エントリーシートに書けるようなことが何もないのです。

やりたいこともなければ、普通の人が書くであろう、アルバイトで頑張ったこと・工夫したことというネタもありません。サークル活動で努力したこと・企画したことなど、一定の成果とみられそうなことなど一切行っていません。

なので、本当に書けるようなことが何もない状態でした。当時すぐに自分でどうにかすることを諦めて就職活動自体をバックアップしてくれるエージェントを頼ることを思いついていればまた違った未来があったかもしれません。

しかし当時の私はエントリーシートに書くこともなければ、面接も怖くて、そんな自分が人に何を言われるかを想像しては縮こまる、そんな毎日を送っていました。

結局、就職から逃げて卒業。その後は・・・。

無事に卒論を提出して卒業したのはいいものの、無職状態です。もちろん何もしないわけにはいきません。

まともな人なら、アルバイトをしながら就職活動を続けるのだと思います。しかし私は根っからの人見知り、引っ込み思案、内向的かつほどほどに敏感なHSPでした。

これ以上にないほどの恵まれた環境にいたくせに、何もしていない、何もできない人間でした。

普通だったら、家から追い出されても仕方のない状況でしたが、幸い追い出されずにすみました。もし追い出されていたら、とっくに野垂れ死んでいたかも知れません。

その後、両親のすすめで公務員を目指すことになり、公務員試験に向けて勉強する日々が始まりました。けれども、もともと特にやりたいこともない人間だったので、どうして自分が勉強しているのかわからないまま、ただ現実から逃げるための時間稼ぎのために勉強をしていました。

当然そんな状態では勉強に熱が入るはずもなく、いくつか公務員の試験を受けましたが、落ちました。

自分でもどうしたらいいかわからず、どうしたいかもわかりませんでした。ただただ日々が過ぎていって、どうしようもなく自分がみじめに思えました。

どうして自分は普通の人が当然できるようなことができないのか、どうして自分はこんな人間なんだ、と呪うような日々を過ごし、せめて何か自分にできそうな仕事はないかとアルバイトや派遣の求人サイトをみては、しり込みして応募には至らず。

それでも何とか応募できたのが、郵便局の短期間のアルバイトでした。

郵便局の短期間のアルバイトに応募。その後・・・。

ここでどうして私のように求人サイトを見ては踏ん切りがつかず、応募することもできなかった人間がこの短期のアルバイトには応募できたのかというと、応募方法がはがきに必要な情報を記入して応募する形式だったのと、短期のアルバイトで身内がそのアルバイトを経験済みで多少なりともどんな仕事か知っていたからです。

とにかくはがきに記入を終えて、一か八かで応募し、落ちてもいいくらいに思っていました。そうしたら、しばらくして電話がかかってきたのです。

内容は短期のアルバイトではなくて、長期で働かないか、というものでした。

何かしらの仕事はしなくては、と思っていた私だったので、この話を逃してはならないと思い、指示通りに面接を受けて無事採用されることになりました。

初日はとにかく緊張して眠れたかどうかもよく覚えていません。とにかく必死で、どうにかこの現実に対処して必要だと思ってもらわなければ、そんな思いだったかもしれません。

初日を無事に終えた時はきっと心底ほっとしていたと思います。

こうしてとりあえずはニートのような生活からは脱却できました。普通の人から見ればそんなことで安心してどうする、そもそも正社員の仕事じゃないんだから大したことじゃない、そんな言葉が聞こえてくるようです。

しかしそれまでまともに働いたこともなかった私にとってはとても大きな進歩でしたし、少しは社会の一員になれたようで心が軽くなったことを覚えています。

ずっと自分が情けなくて仕方なくて、消えてしまいたい、いなくなりたいと思っていた私にとって、自分で働いてお金を得る状態になれた、ということは自尊心や自己肯定感というものをとてつもなく回復させてくれました。

今でも人生で一番頑張って何かに飛び込んだ経験じゃないか、と思っています。

最後に

必死になって郵便局のアルバイト(パートの仕事)に飛び込んだ時から6.7年がたち、やっと少しは当時のことを冷静に思い返せるようになりました。

当時は就職から逃げたことや、公務員をとりあえず目指したけどダメだったこと、自分でもこのままではいけないと思いつつただただ無駄に過ぎていった日々など、あまり思い出したくないことばかりだったので、意識的に思い出さないようにしていました。

正直今でも真っ当な(ちゃんとした)大人とは言えないかもしれませんが、以前のことを思えば少しはましな人間になったと思います。

一度はもう人生積んだんじゃないか、この先どうしたらいいんだろうと途方に暮れていましたが、それでも何とかやっています。

それでは私の経験がこの記事を読んでくださった方の参考に少しでもなることを願って。

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